PPFを検討していると、「グロス」と「マット」という2つの選択肢に出会います。どちらも塗装を守るフィルムですが、貼った後の見え方はまったく違います。
この記事では、ペイントプロテクションフィルム(PPF)のグロスとマットの違いを整理し、どちらが自分の愛車に合うのかを選ぶための視点を今回もONYXHIELD Japanシニア・アドバイザーの戸出(といで)お伝えします。
グロスとマット、何が違うのか
最も大きな違いは、艶(つや)です。
グロス(透明・艶あり)は、塗装本来の艶と発色を、できるだけ変えずに守るフィルムです。新車時の輝きをそのまま活かしたい方に向いています。
マット(艶消し)は、ボディカラーは活かしながら、艶だけを抑えるフィルムです。落ち着いた、しっとりとした質感に印象を変えたい方に向いています。
どちらが優れている、という話ではありません。「愛車をどう見せたいか」で選ぶものです。
早わかり比較表
| 項目 | グロス(透明・艶あり) | マット(艶消し) |
|---|---|---|
| 仕上がり | 塗装本来の艶と発色を活かす | 艶を抑えた落ち着いた質感へ |
| 見た目の変化 | できるだけ変えない | 質感を変える |
| 向いている人 | 新車の輝きを保ちたい方 | 印象を変えたい方 |
| 向いているボディ | 黒・濃色車、高級車、スーパーカー | 質感重視の車両 |
| 共通の保護性能 | 飛び石・擦り傷・汚れから保護 | 飛び石・擦り傷・汚れから保護 |
保護性能そのものは、どちらも備えています。選択の軸は、あくまで「仕上がりの見え方」です。
グロスが向いているのは、こんな方
グロス(透明・艶あり)が向いているのは、塗装本来の艶や発色をできるだけ変えずに守りたい方です。特に、黒や濃色系のボディ、高級車、スーパーカーなど、新車時の深い艶を大切にしたい車両におすすめです。
ONYXHIELDのグロスは、主力モデルEX9Hを中心に、3つの見え方を重視しています。
- 塗装色を活かす透明感:濃色車では深みを、淡色車では澄んだ印象を保つ
- 上品な艶と映り込み:ギラつきではなく、ボディラインを美しく見せる光沢へ
- 貼っている感を抑える:斜めから見たときの違和感や境界の存在感を抑える
「貼ったことが分からないくらい自然に、けれど確実に守りたい」。そんな方に向いた選択肢です。
マットが向いているのは、こんな方
マット(艶消し)が向いているのは、ボディカラーは活かしながら、艶を抑えて印象を変えたい方です。艶を落とすことで生まれる、しっとりとした落ち着き。光沢車とは異なる、独特の存在感があります。
「いつもの愛車を、違う表情に変えたい」。そう考える方に向いた選択肢です。
なお、グロスからマットへは見た目の印象が大きく変わるため、施工前にサンプルや実車で質感を確認することを特におすすめします。
迷ったら、施工店で見比べる
グロスとマットの違いは、言葉や写真だけでは伝わりきりません。特に艶の質感は、実物を見るのと見ないのとで、受ける印象がまったく変わります。
迷ったときは、お近くの認定施工店で、両方のサンプルを見比べてみてください。可能であれば、ご自身の愛車のボディカラーに近い面で確認すると、施工後のイメージがつかみやすくなります。
まとめ:守り方ではなく、見せ方で選ぶ
グロスとマットは、どちらも塗装を守るPPFです。違いは、貼った後の見え方にあります。新車の艶を活かすならグロス。落ち着いた質感に変えるならマット。どちらも、ONYXHIELDの光学PPFという考え方のもとで、施工後の美しさを大切に設計されています。
愛車に合う一枚は、車種やボディカラーによって変わります。まずは認定施工店で、実際の仕上がりをご確認ください。